
摩訶不思議なはなし。
- AYA
- 6月6日
- 読了時間: 2分
「病は氣から」とは、よく言われる言葉ですが、それをまさに証明するような出来事が、私の身近にありました。
それは…
おたふく風邪から始まった、ちょっと信じられないお話です。
絶望的と言われた診断
ある男性が、大人になってからおたふく風邪にかかりました。
子どもの頃にかかることが多いこの病気。予防接種もあるほどの怖い病といってもよい。
大人、特に男性が発症するとリスクが高いと言われています。なかでもよく知られているのが「精巣の腫れによる不妊」の可能性です。
この男性も重い症状が出て、両親は心配のあまり大学病院に連れて行きました。
そこで医師から告げられたのは…
「ほぼ100%、将来こどもを持つことはできないと思ってください。希望は…1%あるかないかです。」
その言葉は、あまりにも重く、厳しいものでした。
あきらめない心。あきらめきれない心。
新婚まもない頃だった。
けれど、両親、家族は、その“1%”の可能性を信じました。
ローヤルゼリーを飲ませたり、身体によいとされるもの、あらゆる手段を試したそうです。
科学的な根拠はなかったとしても、「信じること」「できることをやること」をやめませんでした。
そして数年後、なんと彼の奥さまが妊娠。
喜びよりも先に湧き上がったのは「本当に彼の子どもなのか?」という、ご両親の戸惑いでした。
大学病院で“99%無理”と断言されていたのですから、そう思ってしまうのも無理はありません。
この時は、奥さんだけが真実を確信して、ただただ、安堵とうれしさでいっぱいでした。
疑いは、奥さんのはなしでは、正直、子供がうまれるまでははれませんでした。
てすが、生まれた子どもは、驚くほど父親にそっくりだったのでうす。顔立ちも、雰囲気も、笑った時の目元まで。
そしてさらに、2人目のお子さんが授かり、その子もまた父親にそっくりでした。
奇跡は、あきらめなかった人のもとにやってくる
「奇跡」と呼ぶには簡単すぎるかもしれません。
でも、「あきらめない心」が、見えない力を動かしたのかもしれません。
医療や理屈だけでは語りきれない“可能性”というものが、確かにこの世界にはあるのだと感じさせてくれる出来事でした。
実はこの男性…
私の父です…
私がこの世に生まれてこられたこと自体が、もしかしら“奇跡”だったのかもしれません。
だからこそ私は、不可能なことなんて本当はないと信じて、今日も誰かの中にある希望の光を一緒に探し続けていきたいと思っています。
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