
「感情を生きる」母という役割
- AYA
- 6月18日
- 読了時間: 3分
子どもを育てていると、毎日、いろんな感情が押し寄せてきます。
怒り、悲しみ、感動、やさしさ、うれしさ。
目まぐるしく変わる日々の中で、ふと立ち止まって涙がこぼれることもあったり…
「こんな感情、前はこんなに強く感じていなかったのに」
そう思うこともよくあります。
でも今ならわかる気もしています。
これこそが、魂の学びであり、生きているということの証なのかもしれません。
子どもは、私にたくさんのことを教えてくれます。
言葉ではなく、存在そのもので。
無条件の愛!?
よくピンク色のメッセージででてきたりしますが、何?って、正直、よくわかっていませんでした。
ただ、抱っこしているだけで、すべてが伝わるということを、どんな感情も、そのまま感じていいということ。
家族という最も近い存在を通して、私は魂の深いレッスンを受け取っていたんだなと今さらながら、気づきました。
母になって数年が経った今でも、あの子が生まれた日のことを思い出すと、胸がじんわり熱くなります。
それは、ただの「嬉しい」では言い尽くせない、言葉にできない感情の波…
子どもと過ごす日々には、想像以上の「感情」がついてきますが、楽しいこともありながら、強く残るのは…
"怒り、苛立ち、焦り、涙"
だったりします。
予想外の行動に振り回されて、「なんでこんなにイライラするの?」と落ち込む日もあります。
でも、ふとした瞬間、子どもの寝顔を見て泣きそうになるほど感動したり、小さな手でギュッと手を繋ぐ、そのぬくもりに救われたり。
気づけば、そんな毎日が、自分の内面を大きく揺さぶっているのとに気づきます。
私が最近ようやく腑に落ちたのは、「子育ては、感情との向き合い方を学ぶレッスン」でもあるということ。
子どもを育てる過程で、実は自分自身の内側
→たとえば、
・我慢してきた気持ち
・押し込めてきた怒り
・誰かにわかってほしかった寂しさ
そんな“未消化の感情”にたくさん出会わされます。
でもそれこそが、子どもが私に与えてくれた「感情を通じた自己理解」というギフトだったりするのかなと感じます。
感情に飲み込まれることが悪いのではなく、そのたびに「わたしって、こんなふうに感じてたんだ」と気づくことが、大切なプロセスであったりします。
感情を押さえ込まずに、受けとめる。
うまくできない日もあるけど、それも含めて「親になる」ということなのだと思います。
今、子育ての最中で、自分を責めてしまう人がいたら伝えたいことは、怒っても、泣いても、うまくできなくても、
あなたはちゃんと向き合ってるということ。
そして、日々感じているその感情こそが、自分自身の、人間性を深め、子どもにとっての安心にもつながっていくということです。
「母親って、いつもニコニコしてるべき」なんて理想は、手放していい。
リアルに揺れながら、感情とともに生きている姿そのものが、子どもにとっては本物の“愛”なのだと思います。
今日も感情とともに、私たちは育ち合っています。
子どもと一緒に、そして自分自身とも。
「子どもを通して湧き上がる感情は、私を育てるレッスンだった」
これからも続く道を精一杯歩こうと思います。
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